眼科
よくある目の病気
眼鏡・コンタクトレンズ処方
当院にて初めてのコンタクトレンズ処方を希望される方は受け付け終了の30分前までにご来院してください。
詳しくは「しろくまコンタクト」をご確認ください。
またメガネとコンタクトレンズの同日処方は承っておりません。
メガネ処方につきましては装用練習を行い、しっかりと調整しながら処方しています。
メガネ処方箋をご希望される方は受付終了30分前までにご来院ください。
眼科検診
眼科検診
日本人の視覚障害の原因疾患の第1位となっているのが緑内障です。40歳以上の20人に1人が緑内障と推定されていますがそのうちの90%は本人に自覚がないといわれています。
ですので、40歳以上のかたや、家族歴のあるかたは。定期的に緑内障のチェックを受けることが大切といわれています。
近視抑制点眼治療
リジュセアミニ点眼液取り扱い開始
リジュセアミニ点眼液は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に、低濃度のアトロピン(硫酸塩水和物)を配合させた点眼薬です。
参天製薬株式会社が製造販売する近視進行抑制点眼剤です。
この薬剤は2024年12月27日に厚生労働省の承認を受けた医療用医薬品です。
特に、進行しやすい小児期の近視に対する新たな治療選択肢となります。
価格は税込み
1ヶ月分1箱(30本)4290円 +検査費用は初回4000円 2回目以降3000円(眼鏡処方、コンタクトレンズ検査料も含みます) となります。
検査は診察に加え、視力、眼圧、眼軸長測定、屈折値測定を行います。
1日1回就寝前に点眼する点眼剤を用いて、小児の近視進行を抑制することを目的とする治療です。
近視の進行を抑制することが大切な理由
近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることはありません。
そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。
進行が完全に止まるわけではなく本治療は、近視の進行を抑えることを目的としておりこの治療は”視力を回復” させるものでもありません。
治療対象
- 6歳からで中程度(-6.0D)以下の近視の方
- 定期的な通院が可能な方
リジュセアミニの特徴
- 国内製造で、防腐剤フリー、個梱包で管理しやすく衛生的です。
- 重篤な副作用の報告はありません。
- 日中の光のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要です。
- 目の遠近調節機能(手元を見る作業)に殆ど影響を与えません。
- 点眼薬は参天製薬株式会社で製造されています。
治療の流れ
- まずはじめに、リジュセアによる近視抑制治療が可能かどうか調べるため、視力、眼圧検査、屈折検査、眼軸長検査、角膜曲率半径検査を実施します。検査の結果治療の適応があり、かつ同意が得られましたら点眼をまず30日分処方いたします。
- 1か月後に受診いただき同様の検査を実施します、点眼による副作用がでていないか診察を行います。問題が無ければ点眼を90日分処方します。
- 問題がなければ3か月後受診していただき点眼を90日分処方し以降同様に繰り返します。
治療期間および回数
使用・保存方法
アルミ袋開封後は、3か月以内にご使用してください。
アルミ袋開封後は、添付の遮光用投薬袋に入れて、室温で保存してください。
副作用とリスクについて
- 主な副作用として、瞳孔拡大、調節障害(近くを見づらくなる)、まぶしさ、結膜充血などが報告されています。他に、視力障害、頭痛、眼瞼湿疹が起こることが報告されています。
- 低濃度製剤のため副作用は比較的軽度ですが、気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
- またリジュセア®ミニ点眼液0.025%治療を途中で中断すると、近視が速く進行する可能性(近視進行のリバウンド)があります。
自由診療と保険診療について
*上記内容や費用は変更になる場合があります。
近視抑制治療Q&A
点眼をすると近視は治りますか?
残念ながら近視を治すことはできません。近視の進行を抑制するものであり、近視の進行が完全に止まるわけでもありません。また、近視進行の軽減には個人差があります。
いつ点眼をすればいいですか?
夜、1回1滴両目に点眼してください。通常、散瞳は翌朝には軽減し、日中の生活に支障がない状態になると言われております。毎晩の点眼時間、タイミングを決めておくと習慣化しやすくなると思います。初日はなるべく早めに点眼していただき、翌朝の目の状態を確認してみてください。
点眼を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
夜に点眼を忘れてしまった場合は、次の日の夜に点眼をしてください。日中に点眼すると、散瞳による影響が出てしまうため避けた方が良いです。
リジュセアは1本何mlで、どのように使いますか?
1本の容量は0.3mlです。防腐剤を含まない1回使い切りタイプのため、開封後は薬液が残っていても点眼はせずに、必ず捨てて下さい。
何歳から何歳までが治療の対象になりますか?また、いつまで治療を続ける必要がありますか?
A. 近視の進行が安定化する10代後半までは、治療をおこなうことが望ましいですが、治療方針は患者様とご相談した上決定します。身体の成長とともに眼軸も伸長するため、成長期の間は治療を継続することが理想的です。